何やら面白ビジネスモデルが
1億円は貯められる。
月5万円の積立で。
と、倒置法で宣伝をしている「いつかはゆかし」なるサービスがあるらしいです。
「いつかはかゆし」と読んでしまい、どうにも痒そうなネーミングではあるのですが、時折ウェブで広告を見かけたりします。
なんと!このサービスを利用して毎月5万円の積立をするとすると1億円貯まったりするようです。そのように読めますよねこの宣伝文句は。実に夢があって素晴らしいことです。
もっとも、それが悪夢になるか、夢のままで終わるのか、はたまた、夢をかなえて1億円を持って墓に入れるかということは、2004年に設立されたこの会社による2007年から始まった2012年10月22日から始まったこのサービスを御利用の皆様が目標とする年齢であるだいたい70歳くらい、つまり3、40年後になるまでわからないわけですが。
そんな素敵サービスについて、切込隊長をやめたはずの山本一郎氏が、ものすごい楽しそうに時折切込んでいたりするので微笑ましいのですが、この度、日経新聞の報道によると
証券取引等監視委員会は投資助言大手アブラハム・プライベートバンク(東京・港)を行政処分するように金融庁に勧告する方針を固めた。
とのことで、山本一郎氏は楽しそうにエントリーをアップして愛を唱えております。
しかし当の「いつかはゆかし」のサイトでは否定するコメントが発せられていたりするわけです。
- 本日の日本経済新聞の報道に関して
本日、日本経済新聞にて、「証券取引等監視委員会がアブラハム・プライベートバンクに対して、投資助言業を逸脱しているとして処分勧告する予定」との報道がございましたが、当社弁護士より証券取引等監視委員会統括検査官に確認したところ「証券取引等監視委員会は、記事の内容、公表に至った経緯について一切関知しておらず、現時点において、アブラハム・プライベートバンクに関する勧告又は行政処分を行うか否かに関して何ら決定された事実はない。」との正式回答がございましたので、取り急ぎご報告申し上げます。
皆様にはご心配をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
風雲急を告げるこの事態、飛ばし記事を書くことにかけては東スポもビックリという日経新聞のことですし、本当のところどうなっているんでしょうか。
日経新聞の記事でも、「行政処分を出す検討に入る」と書いてあり、まだ処分がなされたわけでもないですし、監視委員会統括検査官のコメントを引用した記事の内容、公表に至った経緯について、一切関知しておらず
というのも、事実でないとは言っていないわけで矛盾はしていないわけですね。
2、3千人はいるというこのサービスを利用している皆様はどのようなお気持ちでこの事態を受け止めているかと考えると夜も眠れません。
まあ、投資の運用実態はあるようなんで、痛くも痒くもねーといえば、そうなのかもしれませんが。
どうでもよくなったところで、それでは、皆様おやすみなさい。
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