オオカミ少年的口先介入
また口先介入です。しかし、その結果が恐ろしいことに。
- 財務相、円高は「明らかに偏った動き」 - MSN産経ニュース
野田佳彦財務相は24日夕、外国為替市場で一時1ドル=84円台に突入した円相場について、「明らかに一方向に偏った動き」との認識を記者団に示した。その上で、相場の過度な変動や無秩序な動きは経済に「悪影響を及ぼす」と改めて指摘したものの、市場動向については「重大な関心を持って見ていく」と述べるにとどめ、為替市場への介入についても「コメントしない」との立場を繰り返した。
このコメントを、「見てるだけで介入しません」と市場は捉えた模様。まあ、そう読めますよね。
- 円、海外で15年ぶり83円台つける - MSN産経ニュース
24日の東京市場では、朝方から円買いドル売りが優勢だった。1ドル=85円を挟んでもみ合った後、野田佳彦財務相が記者会見で為替介入へのコメントを避けたため、政府の具体策が乏しいとの見方から円高が加速。その後のロンドン、ニューヨーク市場でさらに円高が進み、一時83円58銭をつけた。
どっち向きに介入しているつもりなんでしょうか。これが意図的でないのだとしたら激しく無能ですし、意図的なんだとしたら正気とは思えません。
最高値をつけた時刻の経済ニュース番組であるワールドビジネスサテライトが、露骨に為替の話題を避けている様子にワラタw。まさか財務省と仲良しな関係を持ち続けなきゃいけない番組で、財務相の口先介入で逆向きに為替がぶっ飛びましたなんて報道できないんだろうけどね。
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