betaNode::2009-11-08

世代間闘争と景気

大変良くまとまっている良コンテンツなのでリンク。

コレでも長いよというひとに向けに箇条書きで書くとこんな感じ。

解決策に移民受け入れというのがあるが、そんなに適切な解決策ではない。普通や常識を前提にしている日本の社会においてその範囲外から来る者との文化摩擦による社会コストの増大は確実だし、生産性は低いのに生活保護需給比率は高いという現実があるわけです。景気回復どころか景気悪化の要因にもなりえるわけです。

老人をぶち殺せというのは論外で、倫理的問題以外にも、生産年齢の労働者が自分の将来を憂いてモチベーションの低下が著しくなることが確実であるためありえない。

子供を作っても、しばらくは扶養世代でありお荷物に過ぎない。まあ、現実的にはそれを受け入れてでも将来のためにやるしかないし、そのためのキャンペーンも「婚活」などというキーワードを使ったりして行われてはいるようだ。逆効果だとか、以前から行われていた別の様々なキャンペーンとの矛盾が著しいとかいうことはあるわけだが。

まずはこういった事実を認識して、それを前提にしないと景気問題を語れないと思うんだが、各所で景気対策を論ずる諸氏はどうなんだろうか。

不愉快なのは、扶養世代になっている者にその認識がほとんど無いことかな。「お前らが年取ってもろくな年金はもらえないだろうが、せいぜい俺らを養うために働いてくれや。」とか無自覚にも軽口叩かれた時は、さすがに頭に血が上りますね。

本当に解決するには、時間がたって世代比率が安定するのを待つか、あるいは論点の前提条件をひっくり返すイノベーションが現れるのを待つしかないんだろうね。

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