今年の首都圏マンション供給、15年ぶり5万戸割れへ
首都圏で上半期の新規発売戸数が前年実績を割り込むのは4年連続。建築費の上昇で一戸当たりの平均発売価格が前年同期比で3.7%高い4820万円にまで高騰し売れ行きが低迷。発売した戸数に占める契約戸数の割合である契約率が63.9%と、好不調の目安である70%を大きく割り込んだ。その結果、販売在庫数は1万760戸と前年同期比の1.5倍にまで膨らんだ。
マンションは今、造っても売れてません。建築基準法改正がないままイケイケドンドンで建てまくってたら、今頃は在庫が半端ない状態となっていたわけで、法改正はすばらしいタイミングでブレーキとなったわけですね。
一方、建築基準法改正によるコンプライアンス不況とか言ってた人は、売れないマンションの値引き販売というネタについてこんな感じのコメントをしてます。
- 週刊!木村剛 powered by ココログ: [ゴーログ] 不動産業界の動向に目が離せない!
正直言って、このニュースには、私もビックリしました。マンションを始めとして不動産業界が厳しいのは、暗黙の常識ではありましたが、ここまであからさまに在庫販売に出てくるというのは、逆に「他の業者をデフォルトさせて、寡占化を進める劇薬戦術か?」などと考えさせられました。
いずれにせよ、銀行融資がストップして、呼吸困難になっている不動産業界が淘汰の局面に来ているのは事実ですし、少なからぬ業者(著名な会社を含めて)が厳しい環境におかれることでしょう。
これからの不動産業界の動向には目が放せません。
お得意のコンプライアンス不況論はどうしましたでしょうか。
コンプライアンス不況といってた人のコメントにある銀行融資がストップという件ではこんなネタがあるようです。
- 東京アウトローズWEB速報版: 【ミニ情報】東証1部「アーバンコーポレイション」、この7月を乗り切れるのか!?
あるベテラン証券業界記者は次のようにいう。「別にスルガの業績が悪かったわけではない。暴力団と関係のある会社には融資を即ストップする、というのが新しい金融ルールとなり、その破綻〝第1号〟がスルガになったまでだ。これからも同様の破綻はしばらく続くと見ている」
不動産関係の銀行融資のストップってそういうことなんでしょうか。本当かどうかはわかりませんが、はてさて。
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