統一地方選いよいよ投票
さあ、皆さん。数年に一度しかない何百万分の一(東京都は約一千万分の一!)の決定権の行使で間接的な意思の表示をする時です。
……自分で書いててすさまじいなと思うが、現在の民主主義って怖えーな。
国の代表なんかを決めるのって、数年に一度、一億二千万分の一で、間接的に間接的な決定権を行使するわけで……それで生活環境が大きく影響を受けるわけだ。なんか一票のあまりの軽さに、そして、あまりにもの途方の無さに愕然とする。
まあ、専制主義国家とか独裁共産国家だと、その途方も無いといえる軽さの決定権すらなく、人生が木の葉のように翻弄されるわけで、それを思えば、わずかながら慰めにはなるのかな。
なにはともあれ、投票所に行きましょうね皆さん。
投票いってきた
投票所の投票率の掲示をみたら、前回とほぼ同じとなっていた。
まだ、途中だし、局所の観測で全体を語るのもなんだけど、おおむね有権者の関心は高いんじゃないかと思った。
残念ながら出口調査はなし。
一部マスコミの誘導とは関係のない結果が今回も生まれるのか。注目です。
さて、統一地方選挙前半戦が終わったわけだが
都知事選は実に注目された。
しかし、候補者の数の割には、有権者の選択肢の幅が無い選挙であったといわざるを得ない。
最終的な結果は未だ出ていないが、当てになるかどうかはわからないマスコミの報道によると、石原慎太郎の当選が確定しているようだ。得票率0で当確とか、またもやである。
なぜ石原慎太郎が当選したのかとか考察すると、まず言えることは、対立候補がどうしようもなかったということだ。
最大野党の擁立する候補は、擁立過程でゴタゴタしたり、複数政党が相乗りしたり、プロ市民主導の応援活動などから、都民の大半を占める無党派層から見放されたといえる。
それ以外の候補者はどうしようも無いし、いわば、他の選択肢がなかったともいえるんじゃないかと。
一部マスコミの石原ネガティブキャンペーンは、功を奏しなかったようで、悔しがる反石原陣営の人々の「民主主義が後退した」とか「都民が間違った選択」などの何様のつもりだという発言が相次ぐのではないかと予想される。
とはいえ、石原陣営はそのマスコミのキャンペーンに怯えて、いつに無く色々頑張ったようだ。しかし、有権者はそんな事にはまったくといってもよいほど影響されずに投票したようで、民主主義とは実に面白いなと感じた。
実は、今回の選挙で一番興味深いのが、泡沫候補であった「外山恒一」である。というか、外山恒一のトンでもな政見放送が加工されてYouTube等にアップードされた件である。
これに対し東京都選挙管理委員会が「公職選挙法に抵触する可能性が高いので削除を要請」したとかいう報道があるが、可能性の段階で削除しろと行政が圧力をかけるのは言論の自由を侵害してるんでないかとか、いつも自分たちの「言論の自由」や「報道の自由」を主張する方々からは、文句の一言も発せられないのは実に面白いことだと思う。
公職選挙法という法律に、時代にそぐわない所が出てきているということを、大きくアピールする上でも、こういった事件は実に好ましいわけであるが、もし、コレで法律が改正されたとして、有権者にとって好ましい状態になるかどうかはわからない。めんどくさいから全部ダメとか。ありえそうだし。
さて、ネタとして騒ぐ分には、選挙の結果が出た今なら法的にもまったく問題ないわけで、ネタ職人の皆様には奮闘していただき、面白い動画を作成しアップロードしていただきたいところである。
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