建設業界、曰く「もっと偽装しやすくしてくれ」
- 週刊!木村剛 powered by ココログ: [週刊!スモールビジネス] 建設業者の人災倒産が加速する
果たして、この「改正」の影響はすさまじいものであった。
今年8月の新設住宅着工戸数は、なんと前年同月を43・3%も下回ってしまった。6万3076戸という数字は、1966年2月以来の低水準。この影響で、建材需要も弱くなっている。日本経済を大きく下押ししていることは疑う余地もない。
建築基準法や宅地建物取引業法が改正されたのは、建設業の人が平気で偽装したり、偽装を止める役目の指定確認検査機関がそれを止めることが出来ずにいたからじゃないのかね。そんなことも無視して、「建てにくい儲からない」とか寝言を言われても建った後の建物を使う側からすれば、今までドンだけいい加減がまかり通ってたんだよっていう話にしかならないわけですが。
そういう中で、従来当たり前のように行われていた着工後の設計変更が困難になっている。申請時までに設計の詳細を決めておかないと着工できない。変更した場合には、初めからやり直しになってしまうからだ。修正は認められず、再申請することになっているため、着工後に建築主の要望に柔軟に対応することができなくなっている。融通の利かないこと甚だしい。木造3階建てだと建築確認の見通しが立たないため、マイホームの新築が止まっているという話も聞く。
確認した後に設計変更したら、確認の意味が無い。設計変更できていた従来がおかしかったわけで、「今までどおり偽装建築させろ」って言ってるも同然なんだけど、気づいてないのかな。
こんなこと平気で言う奴らがまだ建設業やってるのかと思うと少々恐ろしくもある。
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